《大富豪からの手紙》本田健
今回紹介する本は本田健さんの“大富豪からの手紙”です!
小説ですが、人生で大事なことを教えてくれる学びの多い一冊です。
☆あらすじ
ある日、大学2年生の佐藤敬に亡くなった祖父から手紙が届く。大富豪だった祖父の手紙には、「お金を残す代わりに人生で一番大切なものを学ぶ機会を敬に残したい」と綴られていた。9つの手紙を、必要だと感じた時に敬は手紙を読む。手紙と共に国内外への旅を通して、人生に必要なことを学ぶ。
☆概要
おじいさんが残した9つの手紙とは
1、偶然
2、決断
3、直観
4、行動
5、お金
6、仕事
7、失敗
8、人間関係
9、運命
敬の祖父からの言葉で手紙ごとに私が心に響いた個所をピックアップします。
なにかを感じてくれたらうれしく思います。
1、《偶然》
・「偶然というものはこの世には存在しない」
・これからの人生で「すべてのことには意味があって、自分を幸せにするために起こっている」という可能性をみてもらいたい。
・「偶然起きることもないし、偶然に出会う人もいない」
・周りで起きていることに直観を研ぎ澄まして、意識を向けなさい。
2、《決断》
・「決断した瞬間に現在と未来を接続する回路が生まれる」
・「決断すること=自分の新しい未来を創り出すこと」
・「最高の未来を手に入れる」と決めてしまえばいい
・「決めたことは紙に書かないと実現しない」
<決断する時に不安や恐れを感じた時の対処法>
①不安や恐怖を感じて、当たり前だと気付く
②不安の裏側にあるワクワクする気持ちにフォーカスすること
③決断にストレスを感じることほど即決すること
3、《直観》
・自分の心と直観に従う勇気を持つこと
・自分の決断が立たしいかどうかは気にしないこと
→選んだ後に全力を尽くすこと
・「人生で一番つまらないことは何も決めないままだらだらと過ごしてしまうこと」
・一時的には「失敗したかもしれない」と思ったこともあるが後から振り返れば、その決断が間違ってなかったと思うことばかり
4、《行動》
<2つの行動>
①「将来、不都合があるからイヤイヤやる行動」(マイナスエネルギー)
②「今、楽しいからやるワクワク行動」(プラスエネルギー)
<2つの人生>
①「たくさんの経験をする人生」
②「わずかばかりしか経験しない人生」
・いくら決断しても「行動」しなければ、その未来には1ミリも近づかない。
5、《お金》
・「お金を失うことは些細なことで、名誉を失うことは甚大だ。だが、勇気を失うことは全てを失うことだ」byウィンストン・チャーチャル
<お金の正体>
①お金とは「エネルギー」であり、善悪ではない
②多くの人が「お金を信頼すること」によってその価値が成立している
③お金とどう付き合うかは選択できる
・「自分の才能を見つけて、それを磨き、ドキドキしながらお金を受け取るプロセスは人生で最も楽しいことの一つだと思う」
・「人生を恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と創造力、そして少しのお金だ」byチャップリン
6、《仕事》
・「今やっている仕事好きになる」にはまず一生懸命に仕事に取りくんでみることだ。「これ以上できない!」というくらいに一生懸命やってほしい。そうするとその仕事の中で「自分の才能を生かせるポイント」がわかってきて、結果も出るようになってくるから、仕事がすきになれる。
<仕事が楽しくない3つの理由>
①自分の才能にあっていない仕事をやっている場合
②仕事のやり方が楽しくない場合
③人間関係が良くないとき
<3つのお金の稼ぎ方>
①労働で稼ぐ→「汗の量り売り」
②ビジネスで稼ぐ
→実現可能性とストレスの少なさでは実は一番おすすめなのはこのゾーンで「小金持ちになること」
③資産で稼ぐ
・「才能を使って、仕事をして多くの人を幸せにすること」
・仕事で大切なのは「情熱」と「工夫」
・「誰かに報いたい、誰かに喜ばせたいという恩返しのエネルギー」はとても大きいもの
・仕事も喜びとは、周りの人を巻き込みながら関係者全員を幸せに豊かにすること
7、《失敗》
・「失敗」とはうまくいってないとき時点であきらめること
・悩んでいい。失敗しても悩みながら、行動し続けることだ
・成功するのは難しいようだけど、「挑戦する人数」が少ないので実際には教祖相手はほとんどいない
<失敗の3つの理由>
①傲慢さ
②計画と検証のあまさ
③人間関係
8、《人間関係》
・「良い人間関係に尽きる」
・「良い人間関係なしには何事もうまくいかない」
<2種類の人間>
①与える人間
②奪う人間
・「まず最初に自分から与えること」そのことで自分の内面満たす
・「穏やかな人間関係がやさしさのカギだ」
9、《運命》
・「宿命」→宿る命。生まれた時から決まっているもの
・「運命」→運ぶ命。どうやって生きるかは、自分自身で自由に決められる
・「人は変われる。でも、なかなか変わらない。」
・「人生を変える選択肢が毎日与えられている」
・「人生の目的は、自分らしく生き、人とつながることだ」
・人生を変えるのは、どんな時も「人」である
☆感想
また、素晴らしい本に出合ったと思った。私がこの本で一番心に刺さった言葉はこちら。
“人生の目的は、自分らしく生き、人とつながることだ”
この言葉はびっくりするほどすーーーと自分に入ってきた。
私はこの人生の目的をを体感するためには、今私が代表を務めているイベント団体の“Debut”を事業化する必要があると思った。Debutでは私は自分らしくいられて、自分の才能を発揮できる場でもあり、いろんな人とつながり、つなげることもできるのだ。
その場では私だけじゃなくて周りのみんなにとっても自分らしく入れる場所をつくれれば、みんなの人生も目的が達成される。
そうなったら、私の夢である“居場所つくり”と“ハッピートルネード”を起こすことができる。私の夢が叶ったら、周りも幸せにできるなんて、頑張るしかないな~ってこの本読んで改めて思った。
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